Matching HUBとは

Matching HUB のコンセプト

「Matching HUB」は、北陸先端科学技術大学院大学が中心となって進めている地方創生、地域活性化の取り組みです。URAやコーディネーターが集めた地域の大学や企業などのシーズやニーズ、行政や金融機関などからの支援を集約し、マッチングさせることで、新製品・新事業につながる種を作るという新しいコンセプトに基づくシステムです。

Matching HUB コンセプト

北陸先端科学技術大学院大学のURA・コーディネーターの活動

北陸地域には、製造業を中心とした先進的かつユニークな技術を持つ中小企業が数多く存在しています。本学のURAやコーディネーターは、年間300社以上の企業を直接訪問し、シーズやニーズを収集しています。収集したニーズやシーズは、本学との研究連携はもちろん、「Matching HUB Hokuriku」で集約され、多数同時のマッチング、開催後のフォローアップの支援や、新たなニーズやシーズの掘り起こしにつなげます。この活動を1年間でサイクルさせ、連続的な活動を行なっています。

「Matching HUB Hokuriku」は、本学の産学官連携活動の中心であり、URAやコーディネーターによって創出されるマッチングの「場」となっています。

Matching HUB Kanazawa・Hokuriku

「Matching HUB Kanazawa・Hokuriku」は、「北陸地域の活性化を目指した新産業創出と人材育成」をビジョンに掲げ、北陸発の産学官金連携マッチングイベントとして、2014年度からスタートし、今年度は11回目の開催となります。

開催にあたっては、北陸先端科学技術大学院大学のURAやコーディネーターによるマネジメントにより、幅広い分野の企業や大学のシーズやニーズが出展され、出展者同士の出会いとマッチングが中心であり、一般的な商談イベントとは異なり、新たなビジネスの「種」を生み、イノベーションの促進につながる内容になっています。

これまでの出展ブース数と参加者数(第1回~第10回)
年度 ブース数 参加者数
2014年度(第1回) 166ブース 717
2015年度(第2回) 226ブース 1350
2016年度(第3回) 271ブース 1671
2017年度(第4回) 250ブース 1290
2018年度(第5回) 235ブース 1370
2019年度(第6回) 235ブース 1431
2020年度(第7回)※ 102ブース 1153
2021年度(第8回)※ 162ブース 1454
2022年度(第9回)※ 203ブース 1634
2023年度(第10回) 225ブース 1636

当日のマッチング数: 平均 2件/ブース (直近3回開催実績)
※コロナ禍

Matching HUB Hokuriku

「Matching HUB」の産学官金連携プラットフォームやネットワークを活用して、北陸3県の経済団体、自治体、国立大学、支援機関、金融機関など、北陸全体で連携体を形成し、令和3年度経済産業省「J-NEXUS 産学融合先導モデル拠点創出プログラム」事業に採択されました。
この採択を受けて、「Matching HUB」は、「Kanazawa」から「Hokuriku」へと発展させ、さらに、北陸RDXを発足させて、育成支援を強化しました。これにより、「Matching HUB」で生まれたビジネスの「種」を北陸RDXにつなげ、事業化支援を行います。

北陸全体のニーズ・シーズが集結

富山県、石川県、福井県のニーズやシーズの収集が強化され、北陸全体の活性化に貢献します。

マッチングの促進

経験豊富で専門性の高い北陸3県のURAやコーディネーターが展示会当日のマッチングを支援します。

育成支援メニューの充実 (出口支援)

産学連携の支援機関や金融機関による事業立ち上げや資金調達、事業成長を支援します。

北陸RDXとは

北陸地域の自治体と国立大学、経済団体が中心となって設立した北陸DXアライアンス(HDxA)は、製造業を中心とする地域の有力な産業のDX(RDX)を推進します。また「Matching HUB Hokuriku」でマッチングしたビジネスの「種」の育成支援を行い、活力ある独自の成長産業を創出するとともに、北陸の豊かな生活空間の発展に貢献します。
詳細はこちら:https://hiac.or.jp/rdx/

Matching HUB ネットワーク

平成29年からは熊本地域の震災復興と新産業創出を目的として、熊本大学との連携のもと「Matching HUB Kumamoto」、さらに小樽商科大学との連携のもと「Matching HUB Otaru・Sapporo」を開催してきました。令和元年度には徳島大学との連携のもと「Matching HUB Tokushima」、令和2年度は第一工科大学との連携のもと「Matching HUB Kirishima」を予定していましたが、コロナ禍のため開催が延期されています。昨年度は新潟県長岡市の4大学1高専(長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学、長岡工業高等専門学校)からなるNaDeC構想(4大学1高専連携プラットホーム)が中心となってMatching HUB Nagaokaを開催しました。今年度は12月10日(火)に開催する予定です。詳細はこちらから:https://matching-hub.nadec-base.jp/

このように「Matching HUB」を全国展開することで、開催地域と北陸地域や各開催地域間の連携につなげています。また、それらをネットワーク化することで日本全国の活性化を目指し、より一層の展開や各地域間の連携につなげていきたいと考えています。

開催概要

日時
令和6年11月 12日(火) 13:00~18:00
      13日(水) 10:00~17:00
テーマ
[特別講演・パネルディスカッションテーマ]

Begin the Future ~未来へ向けた新しいチャレンジ~

場所
ANAクラウンプラザホテル金沢
(石川県金沢市昭和町16-3)

主催

北陸先端科学技術大学院大学 未来創造イノベーション推進本部

共催

公益財団法人北陸先端科学技術大学院大学支援財団、 一般社団法人JAIST支援機構、 一般財団法人北陸産業活性化センター、 富山大学、金沢大学、 福井大学